研究課題/領域番号 |
20K06189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
難波 信由 北里大学, 海洋生命科学部, 准教授 (20296429)
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研究分担者 |
清水 恵子 北里大学, 海洋生命科学部, 助手 (80710376)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 褐藻マツモ / 周年生産 / 無基質陸上生産 |
研究成果の概要 |
本研究では、褐藻マツモの3次元的な「無基質陸上生産システム(無基質:付着していない状態)」における細胞塊株(細胞塊:マツモ糸状体の一部分)、種苗(芽胞体:直立枝を発芽させた細胞塊)、成体(成体:直立枝、側枝、付着器から成るマツモ直立体)の主要な形成・生長条件(水温、光量、光周期、細胞塊サイズ)を明らかにした。そして、半乾燥法が養殖株(細胞塊)の低温保存に有効であることも明らかになった。これらの結果から、本研究で開発を進めた3次元的な「無基質陸上生産システム」を用いた本種養殖生産体制の確立が可能であることが示された。
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自由記述の分野 |
水圏生産科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長期化する気候変動などにより海の環境は激減しており、海藻類の生産量も減少傾向を示してしている。そこで本研究は、東北太平洋三陸特産の高価格海藻マツモを対象種とし、その養殖生産の全行程(細胞塊株生産、種苗生産、成体生産)に、3次元的な「無基質陸上生産システム」を用いるとともに、養殖株の保存を試みることで、効率的で安定した本種の周年生産技術の確立を目指した。
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