METTL18の標的基質探索を試みた結果、リボソームタンパク質であるRPL3が基質となることを発見した 。このRPL3メチル化およびMETTL18がリボソームの翻訳機能に与える影響について、理研・岩崎RNAシステム生化学研究室との共同研究により解析したところ、METTL18 KO細胞ではTyrコドンの伸長が早く進み、タンパク質翻訳異常が起こりやすいことを見出した。 また、CARNMT1によってHisメチル化を受ける複数の基質タンパク質を同定した。このうちU2AF1のHis37のメチル化率がほぼ100%であり、CARNMT1 KO細胞ではスプライシング(CE) が変化することが明らかになった。
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