研究成果の概要 |
タンパク質のユビキチン(Ub)化において、タンパク質に結合したUbに別のUb分子が重合し8種のPolyUb鎖を形成する。個々のPolyUb鎖の機能や役割は、これに結合するユビキチン結合タンパク質(UBP)によって決定される。本研究では、先行研究で見出した新規M1鎖UBPであるZFANDファミリーに属するZFAND3, 5, 6のNF-kBシグナル制御の役割の解明を目指した。本研究の成果により、M1鎖に高い結合能を示すZFAND5は、NF-kBシグナル活性化経路において、他のUBPと協調してK63やM1鎖のユビキチン修飾を受ける因子に作用することでシグナル伝達を抑制していることが強く示唆された。
|