ショウジョウバエ初期胚の同じ領域に局在化する5つのmRNAのうち、dia、cno、pyd、smashについて、それぞれの局在化機構を調べた。その結果、diaも既知の3’UTRの2次構造依存的な局在化では無く、ani mRNAと同様に、翻訳依存的にPCFに局在することが明らかとなった。また、cno mRNAに関しても、翻訳依存的に局在化する可能性が示されている。この機構が、この局在に限ったものか、他のパターンを示す局在化mRNAでも機能しているのか、今後明らかにしていきたい。また、pydとsmashに関しては、発現量と局在パターンの結果より、PCF局在を示すスプライスバリアントを絞り込んだ。
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