研究課題/領域番号 |
20K06718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鈴木 信雄 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (60242476)
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研究分担者 |
小林 功 金沢大学, 生命理工学系, 准教授 (30774757)
関口 俊男 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (40378568)
服部 淳彦 東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (70183910)
平山 順 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (90510363)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 魚類のウロコ / ラットの頭蓋骨 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / メラトニン / カルシトニン |
研究成果の概要 |
魚類のウロコは、骨を作る細胞(骨芽細胞)と骨を壊す細胞(破骨細胞)が共存する骨様の組織である。体表に細胞が存在する為、ホールマウントでの形態学的な解析が容易である。これらの特徴に注目し、申請者はウロコを骨モデルとしたアッセイ系を開発して、様々なホルモンの作用を調べてきた。本研究では、ウロコで発現しているホルモンに注目して、ウロコの再生過程における骨芽細胞で作られるホルモン(メラトニン及びカルシトニン)の発現を調べた。次に、ウロコにホルモン処理を行い、骨芽細胞に対する作用を解析した。さらに哺乳類の細胞を用いて、魚類のウロコと同様なホルモン処理を行い、魚類で得られた結果の再現性を調べた。
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自由記述の分野 |
比較内分泌学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、メラトニン及びカルシトニンは特定の内分泌腺から分泌され、分泌されたホルモンが骨に作用していると考えられていた。本研究により、魚類のウロコのみならず哺乳類の細胞(ラットの頭蓋骨及びヒトの骨芽細胞)においても、骨芽細胞で作られて、局所的に作用していることを見出すことができた。魚類のウロコを骨モデルとして用いて、哺乳類の骨芽細胞においても同様な作用を見出すことができたので、その意義は大きい。
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