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2022 年度 研究成果報告書

両生類の肝臓・脾臓・骨髄における造血幹細胞の分布と血球産生調節に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06729
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44040:形態および構造関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

加藤 尚志  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)

研究分担者 前野 貢  新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード造血 / 血球 / 両生類 / 造血幹細胞 / 造血因子 / フローサイトメトリー / アフリカツメガエル / RNA-seq
研究成果の概要

無尾両生類ツメガエル(ゼノパス)の成体は,肝臓は赤血球,白血球,栓球(哺乳類の血小板の機能を担う細胞)の全てを,脾臓や骨髄では主に栓球,白血球を産生する。この違いは,各々の造血器に含まれる造血幹前駆細胞(HSPC)の性質あるいは組織環境の違いによる可能性があり,まず本研究ではツメガエルの肝臓に含まれるHSPC候補となる細胞群の分離方法を検討した。そして肝臓に僅かに含まれるHSPC候補を含む細胞集団を得た。このHSPC候補細胞集団の遺伝子発現が他の細胞集団とは異なることを認めた。今後,ヒトやマウスで報告された幹細胞性を示す遺伝子との照合を詳細に進めることが可能になった。

自由記述の分野

分子生理学,実験血液学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ノーベル賞受賞者のクロー博士が100年前に比較生物学の重要性を提唱したように,ヒトやマウスでは隠れている仕組みは,ショウジョウバエや酵母などのモデル動物における研究から新たな生命原理を明らかにされてきた。本課題は動物の生存と恒常性の維持に関わる末梢血球数調節を扱うことから,得られた成果が基礎生物学の新知見になるだけではなく,新規創薬標的の発見を通じたヒトの疾患治療への応用に展開する可能性をもつ。

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公開日: 2024-01-30  

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