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2023 年度 研究成果報告書

カエデチョウ科を中心とする鳥類の目の顕著性進化に関わる種間比較および行動学的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06809
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45040:生態学および環境学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

相馬 雅代  北海道大学, 理学研究院, 教授 (00578875)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード鳥類 / つがい / 顔 / 目 / 性淘汰 / 進化 / 視覚 / 動物行動
研究成果の概要

鳥類の外見上の多様性には,羽色のほかに,装飾羽や皮膚裸出部なども含まれる.羽の色に関しては,性淘汰研究において非常によく検討されてきた一方,裸出部の持つ役割や,特にその顔における特徴についてはよくわかっていない.この研究では,目の顕著性を中心に顔の外見上の特徴が鳥類においてどのように進化したか,行動研究と種間比較から明らかにした.

自由記述の分野

動物行動学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果のうち,もっとも顕著な発見は,ブンチョウのeye ring(目の周りのリング上の皮膚)が,つがい形成後に信号形質と役割を果たしている点である.一般に,鳥類の派手さは配偶者選択との関連で進化したとされてきたが,eye ringは配偶者を獲得した後に機能を果たしているという点で,新規な知見といえる.また,eye ringは血色依存の赤みをおびているが,このような血色由来の色彩が,個体間コミュニケーションにおいてどのように機能をはたしているかは,ヒトを含む動物の社会性と信号進化を考える上でも重要である.

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公開日: 2025-01-30  

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