研究課題/領域番号 |
20K06908
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46030:神経機能学関連
|
研究機関 | 電気通信大学 (2021-2022) 東京大学 (2020) |
研究代表者 |
高坂 洋史 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (20431900)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 運動制御 / 神経回路 / ショウジョウバエ / カルシウムイメージング / コネクトミクス / オプトジェネティクス |
研究成果の概要 |
多くの動物の身体は、体節と呼ばれる単位が頭部から尾部にかけて一列につながった形をしています。このような体節構造をもつ動物がスムーズに身体を動かすためには、個々の体節を動かすタイミングをうまく調整することが必要です。この研究では、ショウジョウバエ幼虫を使って、体節構造を持つ動物が動くしくみを調べました。その結果、ぜん動運動と呼ばれる運動の間に身体全体が一定時間縮むことで、運動するタイミングが制御されていて、運動速度が調節されていることが明らかになりました。
|
自由記述の分野 |
神経科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物の動く速さは、その動物が生きていく上で重要な性能ですが、それを制御する神経回路のしくみはまだ完全には明らかになっていません。この研究では、運動していないときの時間幅が神経回路によって調整されているという新しい発見ができました。これは、進化の過程で動物がどのように巧妙な運動性能を獲得していったのかについての理解につながることに加えて、動物の動きを模した高性能なソフトロボットの開発にも貢献できると期待できます。
|