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2022 年度 研究成果報告書

抗アポトーシス性タンパク質MCL-1選択的阻害活性を持つ新規抗がん剤の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06977
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関明治薬科大学

研究代表者

横屋 正志  明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (50338539)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード海洋天然物 / 抗がん剤 / イソキノリンアルカロイド / アポトーシス / Mcl-1 / がん幹細胞
研究成果の概要

タイ国に生息する海洋生物より発見したレニエラマイシンT(RT)をモチーフとし、本化合物がもつ抗がん活性を保持したままでの構造の簡略化をおこなった。がんの中でも特に発症率と死亡率が増加傾向にある肺がんのうち最も多いタイプである非小細胞肺がんをターゲットとし、合成した化合物群の活性評価を実施した。その結果、DH-25と命名したチアゾール環をもつRTの右半部モデル化合物が、肺がん細胞に対して非常に強力な抗がん活性を示すことを明らかとした。本化合物は、がんの再発や薬剤耐性への関与が指摘されているがん幹細胞にも効果があることが示された。

自由記述の分野

天然物化学、医薬品化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦において死因のトップであるがんを新しい作用で治療する医薬品の開発をおこなった。がんの根治が難しい要因として、がん細胞が医薬品に対し抵抗性を示すことが挙げられる。我々が開発した化合物は、この抵抗性に関与しているタンパク質を減少させることで、がん細胞自らを細胞死(アポトーシス)させることができる。

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公開日: 2024-01-30  

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