[18F]pitavastatinおよび[11C]verapamilを用いたPETイメージングにより、妊娠ラットの胎児/胎盤への集積を生体内で生きたまま測定した。[18F]pitavastatinは投与から約30秒で最大濃度に達した後、速やかに胎児/胎盤から排出され、投与から3分後にはほぼバックグラウンドレベルまで低下した。トランスポーターの阻害薬を投与することでその排出が緩やかになる傾向が見られた。また、妊娠後の日数によって集積量が異なっていた。[11C]verapamilは[18F]pitavastatinに比べて緩やかに胎児/胎盤から消失していき、両プローブの動態の違いを明らかにした。
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