研究課題/領域番号 |
20K07177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中嶋 幹郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (00260737)
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研究分担者 |
大山 要 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (50437860)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害剤 / 免疫複合体 / 抗原エピトープ |
研究成果の概要 |
本研究は治療すべき腫瘍細胞のみに選択的にがん免疫治療薬が働くような目印となる分子(腫瘍細胞由来)とその異常な分子の形を特定する研究である。本研究ではまず、がん免疫治療薬であるニボルマブで効果が認められた患者の血液中から目印候補となる複数の分子を同定した。そして、この分子中で異常な形を形成し機能異常のもととなる部分構造を特定する手法を開発し、患者検体から当該構造部分を特定し治療開発につなげる基盤を完成させた。
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自由記述の分野 |
医療薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は「どうすれば、がん細胞のみを免疫治療できるか?」という点を腫瘍細胞に含まれる異常分子の特定構造を切り口に解決するものである。本研究はヒト免疫で認識され形成された抗原-抗体複合体から異常分子とその異常構造を特定する独自解析法を治療開発につなげる基盤研究である。本研究はがん免疫治療におけるがん細胞への治療効率性と正確性の向上につながり、がん治療成績の改善に発展する可能性がある。
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