研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テロメア領域に生じたCPDが既知のNERによって修復されるのかわかっていない。我々はNERの進行にテロメラーゼのサブユニットTERT, TERC, DKCが必要とされることを明らかにした。これらテロメラーゼサブユニットの欠損は先天性角化症(DC)の原因となる。我々はテロメアに局在するNER因子ERCC1/XPFの機能制御にPRMT4が必要であることを見出した。XPFの活性はNERやICL repairに必須のヌクレアーゼであるとともにcisplatinなど抗癌剤に対する抵抗性に関わることが明らかにされており本研究の成果からDCに対する治療標的創出や薬剤耐性の軽減に寄与することが期待される。
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