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2023 年度 研究成果報告書

肝細胞における免疫反応と毛細胆管破壊との関連の解明、移植後肝生検への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07411
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

宮川ー林野 文  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90432385)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード胆管消失症候群 / 肝免疫反応 / S1P2受容体 / 毛細胆管
研究成果の概要

胆管消失症候群VDBSは免疫反応により胆管が消失する現象で進行例では肝不全に至る。我々はVBDSとして顕性化する前から毛細胆管レベルですでにキナーゼの減少が生じ小葉間胆管の消失が続くことを示してきた。本研究ではS1P2受容体に着目し免疫細胞と毛細胆管の構造変化からVBDSの病態解明を試みた。肝細胞の3次元培養により毛細胆管を形成させ阻害剤を用いて毛細胆管やS1P2受容体下流分子の変化を観察した。VBDS患者肝臓ではマクロファージのS1P2受容体発現は亢進しその阻害によりマクロファージ活性は低下した。マクロファージと肝細胞のS1P2受容体間の伝達から毛細胆管の拡張破壊を誘発する可能性を示した。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫反応により肝内胆管が消失する現象は胆管消失症候群と総称され、造血幹細胞移植後の移植片対宿主病や肝移植後の慢性拒絶反応、薬剤性など原因は様々である。不可逆で進行すると肝不全に至るため、より早期に発見し、早期の治療介入が望まれる。本研究では、胆汁酸をリガンドとするS1P2受容体に着目し、肝内に浸潤するマクロファージと毛細胆管の構造変化からS1P2受容体を介してのVBDSの病態解明を試みた。

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公開日: 2025-01-30  

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