• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

侵襲性カンジダ症原因菌の強酸(胃酸)耐性を担う新規遺伝子群の機能解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K07494
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

高橋 梓  千葉大学, 真菌医学研究センター, 技術職員 (20607949)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード酸耐性
研究成果の概要

Candida glabrataの特性である強酸耐性機構に、これまでアルカリ耐性にのみ関与するとされてきたRim101が関与することを初めて示し、その詳細な機構について検討を行った。欠損株ライブラリーのスクリーニングおよびRIM101欠損株におけるRNAseqの結果より、Rim101pの上流に位置すると同定された遺伝子の欠損株を用いて解析を行った。Rim101タンパクにタグをつけて発現し、ウエスタンブロッティングを行う手法は、発現量の問題により解決が難しかったが一部について結果が得られ、これまでに報告されていなかった強酸耐性遺伝子を検出できた。

自由記述の分野

医真菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

パン酵母S. cerevisiaeにおいて、アルカリ耐性に関する代表的な遺伝子としてRIM101が報告されており、C. albicansではRIM101が病原性に関わることも明らかとなっているが、C. glabrataにおけるRIM101経路に関する研究は例がなかった。菌種によってRIM101経路に関わる遺伝子層に大きなバリエーションがあり、C. glabrataにおいてRIM101経路に関わる遺伝子、またRIM101に制御される遺伝子を明らかにすることにより、抗真菌薬に対する耐性菌が出現しやすいC. glabrataへの対処の幅が大きく広がることが期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi