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2022 年度 研究成果報告書

抗酸菌病原性脂質の宿主認識と免疫制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07550
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

原 博満  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20392079)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード抗酸菌 / 自然免疫 / マクロファージ / 結核 / ハンセン病
研究成果の概要

抗酸菌の細胞壁脂質であるミコール酸とフェノール糖脂質を認識する自然免疫受容体を見出し、その感染病態形成における役割の解明を試みた。ミコール酸受容体TREM2は、Mφの許容的活性化を誘導し、Mincleを介した殺菌的Mφ活性化を抑制することが菌の免疫回避に関わっている可能性が示唆された。PGL受容体として同定したPGLRは、PGLが誘導するMφのMCP-1産生に必須であり、MCP-1を介する結核菌の免疫回避に関わる可能性が示された。らい菌が発現するPGL-1による脱髄機構におけるPGLRの役割を明らかにするため、らい菌のマウス坐骨神経感染系を樹立した。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の研究によって、結核菌やらい菌などの病原性抗酸菌が発現する病原性脂質が、宿主が発現する自然免疫受容体に作用することでその病原性を発揮することが明らかになりつつある。この分子機構が明らかになれば、結核やハンセン病の新しい治療薬の開発に資するものと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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