Immunoreceptor tyrosine-based activation motif(ITAM)を有するITAM分子のFcRγやDap12は、マクロファージや樹状細胞で病原体を認識するパターン認識受容体(PRR)の下流で免疫応答に不可欠な役割を持つ。ITAM共役型PRRが病原体を認識すると、Sykをリン酸化し、Card9を介して免疫応答を惹起することはよく研究されている。しかし、サイトカインの情報伝達において、これらの分子の機能の寄与はまだ不明な点が多い。本研究では、GM-CSF受容体のシグナル伝達においてもFcRγ、Syk、Card9が重要な役割をしていることを明らかにした。
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