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2022 年度 研究成果報告書

自閉症モデルマーモセットによる臍帯血移植治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07752
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

一戸 紀孝  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 微細構造研究部, 部長 (00250598)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード血液幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 幹細胞移植治療 / 自閉症 / マーモセット / 培養
研究成果の概要

マーモセットの間葉系幹細胞(MSC)は、大腿骨と上腕骨の骨髄を除去した後、トリプシンを用いて消化分離し、成長因子を含まない15%FBS IMDMまたはStemPro MSC SFM(Gibco)で維持した。培地を交換した際に、培養基材に接着し残った細胞のみをさらに培養した。培養細胞は紡錘形で、MSCに特徴的な繊維芽細胞に類似していた。培養細胞のFACS分析では、MSCの特異的マーカーであるCD90陽性細胞が平均80%、CD73陽性細胞が35%であった。MSC特異的抗体CD90とCD105を用いた細胞免疫学的染色では、陽性結果が得られた。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、自閉症治療への新たなアプローチを模索するものである。霊長類マーモセットは、げっ歯類よりもヒトの自閉症モデルとして優れている。現在注目されている自閉症の治療法として血液・間葉系幹細胞移植があるが、これを実現するためには、マーモセットを用いたモデルでの治療法開発が不可欠である。我々の研究では、マーモセットからの造血幹細胞、間葉系幹細胞の分離、培養が可能であることを証明した。これにより、自閉症モデル動物への治療法開発目的移植が可能となった。これは自閉症治療における新たな視点となると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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