マーモセットの間葉系幹細胞(MSC)は、大腿骨と上腕骨の骨髄を除去した後、トリプシンを用いて消化分離し、成長因子を含まない15%FBS IMDMまたはStemPro MSC SFM(Gibco)で維持した。培地を交換した際に、培養基材に接着し残った細胞のみをさらに培養した。培養細胞は紡錘形で、MSCに特徴的な繊維芽細胞に類似していた。培養細胞のFACS分析では、MSCの特異的マーカーであるCD90陽性細胞が平均80%、CD73陽性細胞が35%であった。MSC特異的抗体CD90とCD105を用いた細胞免疫学的染色では、陽性結果が得られた。
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