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2022 年度 研究成果報告書

中高年者の運動療法が体組成と血中リパーゼに与える影響の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07841
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関群馬大学

研究代表者

木村 孝穂  群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90396656)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードexercise / lipid metabolism / lipoprotein lipase / glucose metabolism / aging
研究成果の概要

本研究協力者として28人が登録し、13人が6か月間の運動量を終了した。運動療法は厚生労働大臣認定の運動型健康増進施設で健康運動指導士の指導の下実施した。運動療法で体脂肪量が減少し骨格筋量が増加した。糖代謝マーカーと脂質代謝マーカーは運動療法後に減少傾向を認めたが統計学的な有意差を認めなかった。リポタンパクリパーゼ(LPL)とアディポネクチンは運動後に増加傾向を示したが有意差を認めなかった。6か月間の運動療法の運動量と関係なく体脂肪量は減少し骨格筋量は増加した。血中の糖代謝や脂質代謝マーカーの変化と実施した運動療法の運動量との関連について解析を継続している。

自由記述の分野

lipid metabolism

研究成果の学術的意義や社会的意義

国内では急速に進行する高齢化と動脈硬化性疾患の増加への対応が喫緊の課題である。本研究は中高年者を対象とした運動療法が糖・脂質代謝に与える影響を明らかにすることが目的である。60歳前後の女性が週に1回以上、運動療法施設で健康運動指導士の指導の下、有酸素運動とレジスタンス運動を6か月間実施することで体脂肪が減少し、骨格筋量が増えることが明らかになった。血中の脂質・糖代謝マーカーの変化と運動量との関係については統計学的な変化を認めるには一定以上の運動量が必要と考えられる。本研究成果により個人レベルで糖・脂質代謝改善目的に必要な運動量がどのようなものかを明らかにし、社会の健康増進への貢献が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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