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2022 年度 研究成果報告書

新規Epo抵抗性因子の探索と分子機序の解明:赤芽球分化・増殖と脂質代謝の関連性

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07844
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関福井大学

研究代表者

木村 秀樹  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 准教授 (20283187)

研究分担者 丹羽 明  京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (20546999)
山内 高弘  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90291377)
鳥居 国雄  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 主任臨床検査技師 (40534045)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード腎性腎血 / エリスロポエチン / 血液透析患者 / アシルカルニチン / 脂肪酸β酸化 / 血清脂質 / 網赤血球数
研究成果の概要

安定した透析患者で各種アシルカルニチン(AC:C2-C18)を解析した。TGとC18:1が網赤血球数と独立正相関し,TCとβ酸化促進指標C2/(C16-C18)がエリスロポエチン抵抗性(ERI)と独立負相関した。ERIに対する各種ACの相関係数値とアシル基炭素数との回帰分析では,炭素数の増加に伴い負相関から正相関へ有意に変化した。以上から,脂肪酸β酸化の遅延とERIの増加との関連性が示唆された。

自由記述の分野

腎臓内科学,臨床検査医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

保存期腎不全・透析患者の腎性貧血にエリスロポエチン(Epo)製剤が汎用され、世界的には7000億、本邦では約1000億の医療費となっている。本研究から、新たなEpo抵抗性の脂質関連マーカーが検出されれば、より適切なEpo製剤の使用法が計画できる。性別、新規の脂質指標を考慮してEpo、カルニチンを使い分け、医療費削減につながる。貧血の改善は、慢性腎臓病進展と心血管疾患発症の予防にも貢献する。

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公開日: 2024-01-30  

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