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2022 年度 研究成果報告書

AM-RAMP2系の骨格筋制御機構の解明と、サルコペニア・フレイルへの応用展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07845
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関信州大学

研究代表者

河手 久香  信州大学, 医学部, 研究員 (20507503)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨格筋 / サルコペニア / アドレノメデュリン / RAMP2
研究成果の概要

筋傷害薬カルジオトキシン(CTX)を用いた、マウス骨格筋萎縮、再生モデルを作成し、アドレノメデュリン(AM)と、その受容体活性活性調節タンパクであるRAMP2の、骨格筋とサルコペニアの病態における意義を検討した。
RAMP2ヘテロノックアウト(RAMP2+/-)マウスでは、野生型マウスと比較して、CTXの投与後、前脛骨筋における炎症の消退遅延、骨格筋の再生遅延が認められた。一方、野生型マウスにAMを外因性に持続投与すると、炎症が抑制され、筋断面積が大きくなった。これらの結果から、AM-RAMP2系が骨格筋の傷害に対して抑制的に働いていることが明らかとなった。

自由記述の分野

内科学一般

研究成果の学術的意義や社会的意義

超高齢化社会が進行する中で、高齢者の生活機能障害を予防し、QOLを維持することは喫緊の課題である。最近、サルコペニア・フレイルの様な新しい概念が提唱されたが、我々は、生体内の恒常性制御のメカニズムの解析を進め、その病態を解明することが重要であると考えた。
我々は生理活性ペプチド、アドレノメデュリン(AM)と、その受容体活性調節タンパクRAMP2による生体内の恒常性維持機構に注目してきた。AM, RAMP2は骨格筋にも豊富に存在するが、その機能や病態との関係は不明である。本研究ではAM-RAMP2システムのサルコペニア・フレイルにおける病態生理学的意義と治療応用の可能性を検証した。

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公開日: 2024-01-30  

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