中隔核ー海馬コリン作動性神経調節因子(hippocampal cholinergic neurostimulating peptide; HCNP)を発見し、ノックアウトマウスではコリン作動性神経が障害され、HCNPを脳室内投与すると、その機能は改善することを報告した。本研究では、ヒト由来臍帯血細胞からアセチルコリン(Ach)産生細胞を作成し、質量分析装置によりfmolレベルのAch濃度測定系を確立した。HCNPに反応しAch産生産生する細胞を選別し、genechip解析からP2RY6およびBMPR2を候補として選別した。現在HEK細胞を用いて、受容体の妥当性を検証している。
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