研究課題/領域番号 |
20K08043
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 東北医科薬科大学 (2023) 東北大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
原田 龍一 東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (60735455)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 放射性医薬品 / PETプローブ / アストロサイト / 代謝 |
研究成果の概要 |
研究代表者らは反応性アストロサイトに高発現するモノアミン酸化酵素B(MAO-B)に選択的なPETプローブ[18F]SMBT-1を開発し、臨床研究においてその有用性が示されていた。本研究であるリバーストランスレーショナルリサーチにより、[18F]SMBT-1の代謝特性(光学異性体も含めて)、臨床画像所見の妥当性の検証、およびSMBT-1のMAO-Bに対する可逆的な結合機構を明らかにすることができた。今後とも、[18F]SMBT-1をアストログリオーシスのバイオマーカーのゴールドスタンダードとして利用していくための基盤が確立できたと考えられる。
|
自由記述の分野 |
放射線科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アストログリオーシスのバイオマーカーはアルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患において病態解明や疾患修飾薬のサロゲートマーカーとして有用であると考えられる。 [18F]SMBT-1の臨床評価においてPreclinical ADという病初期からアストログリオーシスが顕在化している所見が確認されていたが、その妥当性の検証が必要であった。本研究により、[18F]SMBT-1の臨床画像所見の妥当性の検証ができた。多施設での利用も始まっており、今後の[18F]SMBT-1 PETの応用が期待される。
|