PET/MRI装置を用いて15O-water PETとHadamard encoded ASLを行い、脳血流量(CBF)とArterial transit time(ATT)、アセタゾラミド負荷による脳血管反応性(CVR)を測定した。それぞれの相関解析を行ったところCBFに関してPETとASLで得られたデータは統計学的有意に相関した。またCVRとATTは有意な逆相関を示した。MRIを用いたCBFとATTの評価は従来の核医学検査で計測されたCBF、CVRと強く相関しており、将来的には被曝しないより低侵襲なMRI検査による脳循環評価が可能になると示唆された。
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