がん免疫治療の細胞追跡評価のプラットフォーム技術を確立するためにイメージングプローブとして使用できる細胞PETプローブを開発した。Zr-89を用いて数種類の免疫細胞を放射性標識し、比放射能と細胞機能の最適化をおこない、大腸がん、乳がん、リンパ腫の動物モデルで、免疫治療の効果と腫瘍浸潤リンパ球(TIL)の数を評価し、細胞PETプローブの有用性を検討した。放射能量を用いて免疫細胞の腫瘍やその他臓器への分布を定量的に可視化することができた。免疫細胞PETプローブ化技術を開発により、TILの浸潤を可視化し、かつ定量的に評価することで、免疫治療の効果を評価するプラットフォーム技術を確立することができた。
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