CD4陽性Tリンパ球特異的Foxo1ノックアウトFoxo3ヘテロノックアウトマウス(T-Quarter KO; T-QKO)では、Foxoの減少によりTh2リンパ球でのケモカイン受容体Ccr4遺伝子発現が増加し、ケモカインCcl22に対する感受性が増加することにより、脂肪細胞のベージュ化が促進する。一方、Ccl22は、寒冷刺激下において、皮下脂肪組織特異的に発現が誘導される。これにより、T-QKOの皮下脂肪にはより多くのTh2リンパ球がリクルートされることになり、ベージュ化に重要であると考えられているインターロイキン4、13(Il4、Il13)の産生を促進すると考えられた。
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