研究成果の概要 |
肝細胞癌症例の癌部、非癌部よりcDNAを作成し発現解析したところ、Per1およびPer2が癌部で有意に発現低下していた。複数の肝癌細胞株のcDNAを用いて、Clock, Bmal1, Per1, Per2, Cry1の発現を解析した。Per2の発現が低い細胞株と、高い細胞株で、種々の炎症性サイトカインを添加し、時計遺伝子の変化を解析した。Per2発現が低い細胞株でIL6およびTNFα発現が上昇していることが分かった。Hep3Bにレンバチニブ1μMを投与し、37℃で48時間培養。時計遺伝子の発現を検討し、mRNAおよびタンパクレベルで変化を認めるいくつかの遺伝子を同定し現在検討中である。
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