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2023 年度 研究成果報告書

肺マイクロバイオーム多様性喪失と肺サーファクタント蛋白質の免疫機構

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08570
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

黒沼 幸治  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (40563250)

研究分担者 齋藤 充史  札幌医科大学, 医学部, 講師 (00768939)
千葉 弘文  札幌医科大学, 医学部, 教授 (40347175)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード肺サーファクタント / 自然免疫 / 肺マイクロバイオーム
研究成果の概要

ナイアシン制限食をマウスに与え、マイクロバイオーム解析を行ったところ、Dysbiosis状態となっていることが分かった。ナイアシン欠乏マウスにピルフェニドンを投与すると、ペラグラ様症状が増強し、その主要因となる物質はNNMTであった。COVID-19患者から便検体を採取しマイクロバイオーム解析を行ったところ、より重症患者の方がDysbiosis状態であり、トリプトファン代謝に関与する物質が減少していた。COVID-19肺炎では血清SP-AとSP-DがCOVID-19患者で高値になり、重症度と関連することを明らかにした。

自由記述の分野

呼吸器病学、感染症学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マイクロバイオーム解析の手法によりナイアシン欠乏と嘔気嘔吐などの副作用を示す薬剤の関連を明らかにした。その主要因となる物質を特定したため、尿の測定により副作用予測に用いられる可能性がある。また、COVID-19患者のマイクロバイオーム解析でもより重症患者の方が菌の多様性が低下している状態であり、重症化機序の一部を示した。COVID-19肺炎では血清SP-AとSP-Dが重症度を評価するバイオマーカーとなりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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