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2022 年度 研究成果報告書

ミネラロコルチコイド受容体を介したPendrin制御機構とその病的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08585
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関杏林大学 (2022)
東京大学 (2020-2021)

研究代表者

鮎澤 信宏  杏林大学, 医学部, 助教 (50459517)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードpendrin / ミネラロコルチコイド受容体 / アルドステロン / 高血圧 / 尿細管
研究成果の概要

遠位ネフロンにおけるNaCl再吸収は高血圧性病態の形成に関与する。最近、皮質集合管のβ間在細胞に発現するpendrinが新規のNaCl再吸収因子として働き、昇圧に働くことが報告された。本研究において、我々はレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)の亢進時にはミネラルコルチコイド受容体(MR)を介した二つの異なる経路によりpendrinが上方制御され、体液貯留・昇圧に働くことを明らかとした。さらに、これら経路が特にサイアザイド利尿薬による治療時に高血圧の維持に働き、治療抵抗性病態の形成に働くことも示した。

自由記述の分野

腎臓、高血圧

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により解明されたRAAS亢進時における2つの異なるMRを介したpendrin制御機構は、高血圧性病態、特にサイアザイド利尿薬による治療に抵抗性の病態において、新規の治療標的となる可能性が示された。これら病態において、MR拮抗薬は、2つのpendrin制御機構の両方を抑制する効果的な治療戦略になることが示唆される。また、今後これらpendrin制御機構のさらなる詳細な解明により、新たな治療標的の創出も期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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