研究課題/領域番号 |
20K08669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中島 沙恵子 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (70574408)
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研究分担者 |
中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | マイクロバイオーム / 皮膚 / 付属器 / 炎症性皮膚疾患 |
研究成果の概要 |
皮膚外科手術の腫瘍部分以外の余剰正常皮膚を用いて正常皮膚パラフィン包埋ブロックを作成し、LCM搭載光学顕微鏡を用いて表皮、毛包、汗腺、脂腺、皮下組織、陰性コントロールを採取し、DNA抽出を行なった。本来細菌由来DNAが検出されないはずである陰性コントロールからも一定量の細菌由来DNAが検出されたため、16srRNAシーケンスを行い、皮膚サンプルとの差異を確認したが、皮膚サンプルと陰性コントロールとを完全に区別することが困難であった。現在、パラフィン包埋の際に使用する試薬や光学顕微鏡システム由来の細菌コンタミネーションを考え、これを除外した実験系の最適化を検討している。
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自由記述の分野 |
皮膚科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、皮膚マクロバイオームを皮膚付属器レベルまで細分化し理解しようとする試みであり、さらには極小皮膚マイクロバイオームと微小環境のクロストークの詳細を正常皮膚と疾患病変部を対比して解析することで、炎症性皮膚疾患の病態メカニズムの解明と新たな治療ターゲットの創出への展開を目指す、学術的・社会的に重要な試みである。
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