研究課題/領域番号 |
20K08693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
内田 洋平 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (30571856)
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研究分担者 |
金蔵 拓郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70177509)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 円形脱毛症 / AGEs(終末糖化産物) / HbA1c / 糖尿病 / methylglyoxal (MG) |
研究成果の概要 |
円形脱毛症は糖尿病との関連が指摘されている。高血糖はAGEs(終末糖化産物)を蓄積し、組織ストレスや炎症反応を誘導する。本研究では、糖尿病のない円形脱毛症の患者で、健常者に比べて前期糖化産物であるHbA1c値が高く、頭部外に脱毛病変を合併する群ほど、HbA1cが上昇していることを示した。AGEsの一つであるmethylglyoxal(MG)とCML、その受容体RAGEについてELISA法を用いて解析した。患者群では、健常者に比べて血清MG値が高かった(p = 0.042)。これらの成果は、円形脱毛症において、糖化産物の蓄積は、円形脱毛症の病態や重症度に関与している可能性を示す。
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自由記述の分野 |
皮膚免疫、脱毛症
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
円形脱毛症は糖尿病との関連が指摘されているが機序不明であり、これまでAGEsに着目した円形脱毛症の病態解明はなされていなかった。この成果は、糖尿病のない円形脱毛症の前期糖化産物(HbA1c)と終末糖化産物(AGEs)の解析により、HbA1cやAGEsのバイオマーカーとしての役割やAGEsの蓄積を介した脱毛症の発症機序の解明、将来的な円形脱毛症の治療法の確立につながる可能性を示す重要なものである。
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