研究課題/領域番号 |
20K08720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
新井 文子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70359678)
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研究分担者 |
須田 亙 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 副チームリーダー (20590847)
吉森 真由美 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 日本学術振興会特別研究員 (20816053)
澤田 めぐみ 東京家政大学, 家政学部, 教授 (30291339)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 慢性活動性EBウイルス感染症 / サイトカイン / EBウイルス / T細胞 / NK細胞 / リンパ増殖症 |
研究成果の概要 |
10名の慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)患者の便の収集を完了した。3月に次世代シーケンサーでの細菌の解析を行い、現在内容を解析中である。CAEBV患者の血漿中IL-1βは血管炎合併の、同IFN-γは疾患活動性のバイオマーカーとなることを見出し論文報告した。CAEBV患者血漿中のXの濃度が健常者と比較し有意に高く、疾患活動性と相関する事、X受容体阻害剤がCAEBVの腫瘍細胞の増殖抑制とサイトカイン産生抑制に寄与することを見出し「慢性活動性Epstein-Barr ウイルス感染症(CAEBV)の検出方法」として国際特許を出願した。
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自由記述の分野 |
血液内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CAEBV発症の背景に存在する後天性の免疫異常の原因として細菌叢の異常が明らかになれば未解明であった病態解明につながり得、学術的意義は大きい。CAEBVに根治をもたらし得る薬剤は開発されていない。この研究で同定された病態に関与する複数のサイトカインと、その伝達する細胞内シグナリングにはいずれも阻害薬が存在し治療薬候補になり得、社会的意義も多い。
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