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2022 年度 研究成果報告書

Fabライブラリーを用いたヒトIgEの新規機能部位の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08808
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

安藤 智暁  順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (10724669)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードIgE / マスト細胞 / アレルギー / 気管支喘息 / 抗体医薬
研究成果の概要

本研究は、アレルギー疾患の病態に関わる分子の一つであるIgEに着目し、IgEを既存薬とは異なるメカニズムで細胞表面の受容体との結合を阻害し、かつ既に受容体と結合したIgEを速やかに解離させる抗体Fab断片を開発した。また、この抗体Fab断片がIgEのどこに結合するのかを詳細に明らかにすることにより、IgEが安定的に受容体と結合する立体構造をとるために重要な部位を明らかにした。これらの結果はIgEを標的とするより効果的な抗体医薬開発の基礎となると期待される。

自由記述の分野

アレルギー

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗ヒトIgE抗体オマリズマブは気管支喘息、慢性特発性蕁麻疹、花粉症などの治療に役立てられており、IgEのアレルギー疾患における役割は近年ますます注目されているが、オマリズマブは効果を発揮するまでに数週間の期間を要するため、より早期に効果を発揮し、より強力な治療薬の開発が求められている。本研究で開発した抗体Fab断片は、すでに受容体に結合したIgEを解離させる能力が強く、オマリズマブよりも早期に効果を発揮することが期待される。今後の臨床応用が期待される抗体医薬である。

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公開日: 2024-01-30  

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