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2023 年度 研究成果報告書

髄膜炎菌における薬剤感受性データの構築及びペニシリン耐性化機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08818
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

齋藤 良一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00581969)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード髄膜炎菌 / 侵襲性髄膜炎菌感染症 / ペニシリン系抗菌薬 / 薬剤感受性 / ペニシリン結合タンパク質 / 血清群別 / Sequence type
研究成果の概要

侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)は重症度が高く、集団感染事例も多いため公衆衛生的に注視される疾病である。しかし、本邦ではその原因菌である髄膜炎菌の薬剤耐性に関する実態把握は遅れている。また本菌のペニシリン系薬耐性化機構は未解明な部分も多い。本研究により、全国で収集されたIMD由来87株において、ペニシリン非感性株は約47%を占めるが、セフトリアキソンは全て感性であることが確認された。またペニシリン耐性化は、penA9やpenA33など特定のpenAモザイク配列に起因すると示唆された。更に、主要な6血清群の迅速測定系を構築した。

自由記述の分野

細菌学、感染症学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、本邦IMD症例に対する治療・予防に関する指針改定の情報基盤となる。また本研究成果により、抗菌薬適正使用が推進・強化されることで、ペニシリン系抗菌薬(PC)耐性を含む薬剤耐性の発生・拡散抑止に繋がるほか、PC耐性化機構の解明を通して耐性機構を回避する新規薬剤開発や菌株疫学調査の一層の迅速簡便化に貢献すると期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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