研究課題/領域番号 |
20K08916
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 航 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (10772783)
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研究分担者 |
池田 和博 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30343461)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Efp / ステロイドホルモン / 遺伝子発現 / トリプルネガティブ乳がん |
研究成果の概要 |
トリプルネガティブ乳がん(TNBC)におけるestrogen responsive finger protein (Efp)の作用を明らかにするため、TNBC患者由来細胞などを用いてEfpの発現を解析したところ、これらTNBC由来の細胞でEfpが過剰発現していることを見出した。またEfpの発現低下系と過剰発現系により、Efpは細胞増殖、細胞移動能、細胞周期の進行に関与することを明らかにした。さらに、トランスクリプトーム解析により、Efpは細胞周期関連遺伝子などの発現制御に関わることが示された。以上より、EfpはTNBCにおいて腫瘍促進的に働くことから、治療標的となることが示唆された。
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自由記述の分野 |
内分泌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、Efpはトリプルネガティブ乳がん(TNBC)において腫瘍促進的な役割を担っていることをはじめて明らかにした。また、Efpによって発現制御を受ける細胞周期関連遺伝子としてCDCA7とHELLSを明らかにし、Efpの細胞内作用メカニズムとして新たな経路を示す学術的知見を得た。エストロゲン受容体陽性の乳がんに加え、TNBCにおいてもEfpが治療標的となり得る可能性を明らかにしたことは、治療標的が少なく予後不良であるTNBCに対する新たな治療法開発への応用として期待され、社会的意義を有すると考えられた。
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