• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

染色体不安定性により生じる免疫制御遺伝子の不活化と免疫逃避機構

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K08963
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

藤田 正太郎  福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (20769640)

研究分担者 岡山 洋和  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20583397)
芦澤 舞  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (10791535)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード大腸癌 / 染色体不安定性
研究成果の概要

大腸癌の多くは染色体不安定性(CIN)を示す。本研究では、CIN大腸癌において、癌の進展や腫瘍免疫抑制に関連する候補遺伝子に着目し、マルチオミクス解析、免疫染色、in vitroでの機能解析などを用いて検討した。複数の解析候補遺伝子から、我々はPAICS遺伝子がCIN大腸癌において癌の進展に伴い負に発現制御され、またそれは染色体4番または染色体4番長腕レベルでの欠失に由来する可能性を示した。さらにこの遺伝子の発現低下は予後不良と関連していた。しかしながら、本研究においては当遺伝子の機能的意義の解明には至らなかった。今後は他の候補遺伝子について腫瘍免疫抑制やCINとの関連について検討を行う。

自由記述の分野

大腸癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くの大腸癌は複数の遺伝子変異の蓄積と同時に染色体不安定性を示す。本研究では、染色体不安定性を示す大腸癌における特定の染色体の欠失とそれに関連する遺伝子発現低下、さらにその臨床的意義を示すことができた。大腸癌の発癌・進展における生物学的機構の解明や、大腸癌治療の個別化を目指す今後の癌研究の礎として寄与し得ると考える。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi