研究課題/領域番号 |
20K09038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
杉原 栄孝 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (10608863)
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研究分担者 |
石本 崇胤 熊本大学, 病院, 特任准教授 (00594889)
有馬 浩太 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (10792616)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 膵癌 / LDHA / CAFs / 乳酸 |
研究成果の概要 |
WNTシグナル異常によって形成された膵癌の微小環境を構成する細胞群の中でCancer associated fibroblasts(CAFs)に焦点を当て、がん細胞との代謝機構の解明を行った。膵癌細胞はLDHAを介して乳酸を産生しており、産生された乳酸がCAFsの増殖を促すことで、癌の増殖・進展にかかわってくることをあきらかにした。CAFsは癌細胞が産生する乳酸を栄養として再利用して共生していることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
腫瘍生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は予後不良な難治がんであり、新たな治療戦略の構築が喫緊の課題である。膵癌細胞に有効な薬剤は少なく、腫瘍細胞のみならず、腫瘍微小環境に存在する細胞群にも有効に作用することで高い治療効果を得ることができる。Cancer associated fibroblasts(CAFs)と呼ばれる線維芽細胞が癌促進に重要な働きをしており、CAFsに着目することで新たな治療戦略を構築しうる可能性がある。
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