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2022 年度 研究成果報告書

潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎の発症機序解明:腸内細菌叢および脂質メディエーターの解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09074
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

亀山 仁史  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40626420)

研究分担者 奥田 修二郎  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00512310)
廣瀬 雄己  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (10737365)
島田 能史  新潟大学, 医歯学系, 講師 (20706460)
中野 麻恵  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (20790281)
竹内 志穂  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70422277)
中野 雅人  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70744788)
小柳 英人  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (70831725)
永橋 昌幸  新潟大学, 医歯学総合病院, 研究准教授 (30743918)
田島 陽介  新潟大学, 医歯学系, 助教 (30757505)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード潰瘍性大腸炎 / 回腸嚢炎 / スフィンゴシン-1-リン酸
研究成果の概要

潰瘍性大腸炎術後の回腸嚢炎発症に関与する細菌群の解析を行い、脂質メディエーターの観点から回腸嚢炎発症のメカニズムを検証し、適切な治療戦略の構築を目指すことを目的とした。本研究では、回腸嚢炎症例では、80%の症例で抗pSphK1抗体による免疫組織化学染色が陽性となっており、炎症の進展におけるスフィンゴシン1リン酸(S1P)の関与が示唆された。また、S1P値の高値症例では回腸嚢炎の炎症の程度が高度になる可能性が認められた。脂質メディエーターであるS1Pが、潰瘍性大腸炎術後の回腸嚢炎増悪に関与している可能性がある。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

潰瘍性大腸炎術後の回腸嚢炎の炎症増悪と脂質メディエーターであるS1Pの関連を明らかにした初めての報告である。S1P値の高値症例では回腸嚢炎の炎症の程度が高度になっている可能性があることから、S1Pの測定は、回腸嚢炎の活動性の評価、あるいは潰瘍性大腸炎そのものの炎症評価にも有用である可能性が示唆された。

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公開日: 2024-01-30  

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