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2022 年度 研究成果報告書

エキソソーム内包microRNA/遺伝子制御による胃癌腹膜播種の原因究明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09107
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

藏重 淳二  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (90594474)

研究分担者 江藤 弘二郎  熊本大学, 病院, 特任助教 (40585717)
原田 和人  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (70608869)
山下 晃平  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (00867202)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード胃癌 / 腹膜播種 / SERPINE2 / 細胞外マトリックス
研究成果の概要

われわれは、腹膜播種モデルマウスを用いて、腹膜播種性転移に有意に働き、胃癌患者の予後を大きく規定する遺伝子を治療標的と考えその探索を行った。その結果、SERPINE2という遺伝子が、癌の腹膜播種に深く関与している可能性を見出した。SERPINE2は、extracellular-matrixの構成成分で、SERPINE2高発現群において、全生存期間、無再発生存期間が低い傾向にあり、SERPINE2の発現が予後に影響することが示唆された。SERPINE2に関しては、既存の抗凝固薬がその抑制薬剤として存在しており、in vivoにおいてこれらの薬剤が胃癌腹膜に対して効果があるのかを検討している。

自由記述の分野

消化器外科学、腫瘍医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

スキルス胃癌は若年者に発症し、高い死亡率を有するにも関わらず、これまで解明されている情報は極めて限られており、腹膜播種転移機序については未知な部分が多く、有効な予防法や治療法は依然確立していない。SERPINE2に関しては、既存の抗凝固薬がその抑制薬剤として存在しており、実臨床で用いるハードルも低く、癌の進展を抑制させる可能性があり、新しい胃癌腹膜播種の治療につながる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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