研究課題/領域番号 |
20K09110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
母里 淑子 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70708081)
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研究分担者 |
石田 秀行 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00262197)
永坂 岳司 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マイクロサテライト安定性癌 / 合成致死 |
研究成果の概要 |
ミスマッチ修復タンパクの異常はマイクロサテライト不安定性癌の発生のメカニズムとして知られているが、がんの発生にはミスマッチ修復タンパク以外にも様々な遺伝子修復機構の異常が報告され、治療に応用されている。例えばDNA相当組み換え修復などに関与するBRCA1/2遺伝子の病的バリアントによる不活化に対するPARP阻害薬は、2つのDNA修復経路の両方が障害されることによる合成致死性を示し、がん治療に応用されている。他の遺伝子修復機構の破綻を治療に応用できないか。本研究ではBLMやWRNに着目し、そのような新規の合成致死療法の探索を試みている。
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自由記述の分野 |
臨床腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミスマッチ修復タンパク(MLH1,MSH2,MSH6,PMS2)の発現消失を示す固形癌またはマイクロサテライト不安定性癌に対しては、免疫チェックポイント阻害薬が有効であり、様々な癌の生存期間の延長にも寄与したが、有効な患者群の割合は限られている。我々のデータでは例えば大腸癌では95.1%がミスマッチ修復タンパクに異常が無かった。これらの大多数の患者群に対し、複数のDNA修復経路を阻害することで、癌細胞増殖を抑制する機序を見つけることで、新規治療薬開発の基礎となるような研究を実施中である。現時点ではまだデータ集積の途中で有り、社会的意義につながるようなデータは得られいない。
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