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2022 年度 研究成果報告書

術中心筋保護に対するアクアポリン7欠損の影響と作用機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09134
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

藤井 正大  日本医科大学, 医学部, 准教授 (60297926)

研究分担者 丸山 雄二  日本医科大学, 医学部, 准教授 (50328837)
別所 竜蔵  日本医科大学, 医学部, 教授 (60281432)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードAQP7 / 心筋保護
研究成果の概要

アクアポリン7(AQP7)は、グリセロールと水を通過させるアクアグリセロポリンの1つだが、エイジングによるAQP7欠損の影響を検討した。若週齢(12週齢未満)および老齢(24週齢以上)のAQP7ノックアウトマウスの摘出心を用いてランゲンドルフ灌流実験にてSt Thomas’病院2号液(STH2)の影響を検討した。週齢にかかわらずAQP7欠損でもSTH2の心筋保護効果は野生型マウスと同等であった。また、STH2の心筋保護効果の機序を解明するためAQP7ノックアウト成熟マウスの摘出心を使用して全虚血中の心筋内アデノシン3リン酸(ATP)を測定し、STH2は心筋内ATPを温存することが示された。

自由記述の分野

心筋保護

研究成果の学術的意義や社会的意義

AQP7欠損の心臓は週齢を重ねるとインスリン抵抗性がみられることや肥満状態では心臓におけるAQP7発現が低下しているとの指摘がある。AQP7欠損状態であっても週齢にかかわらずSTH2心筋保護液は同等の効果を発揮することが示され、虚血中の心筋内ATPも保持されることも明らかとなり、今後の高齢者や肥満患者の開心術における成績向上を目指すためには,さらなる心筋保護メカニズムにおけるAQP7の役割が解明されることは意義深い。

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公開日: 2024-01-30  

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