研究課題/領域番号 |
20K09229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 群馬県衛生環境研究所 |
研究代表者 |
南嶋 しづか 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (20622088)
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研究分担者 |
南嶋 洋司 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20593966)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | キヌレン酸 / キヌレニン経路 / HIF-PH阻害薬 / PHD阻害剤 / HIF / 低酸素 |
研究成果の概要 |
敗血症性ショックは、急性循環不全による多臓器障害から死に至らしめる敗血症の重篤な病態のひとつであり、敗血症患者の不良な予後と密接に関連のある病態である。その原因として、敗血症性ショックには血管内容量減少によるものと敗血症性心筋障害 (SIMD; sepsis-induced myocardial dysfunction)によるものとが混在していることが挙げられる。 本研究において我々は、生体の低酸素応答の活性化が必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝経路の中間代謝産物キヌレニンの産生上昇を介して敗血症性心筋障害を軽減し、敗血症性ショックの生存率を改善できることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
代謝生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症性ショックは、急性循環不全による多臓器障害から死に至らしめる敗血症の重篤な病態のひとつであり、敗血症患者の不良な予後と密接に関連のある病態である。その原因として、敗血症性ショックには血管内容量減少によるものと敗血症性心筋障害 (SIMD; sepsis-induced myocardial dysfunction)によるものとが混在していることが挙げられる。 本研究において我々は、生体の低酸素応答の活性化が必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝経路の中間代謝産物キヌレニンの産生上昇を介して敗血症性心筋障害を軽減し、敗血症性ショックの生存率を改善できることを明らかにした。
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