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2020 年度 実施状況報告書

災害や外傷に伴う急性腎障害(AKI)の機能予後と治療に関わる分子マーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K09294
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

那須 亨  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60393310)

研究分担者 上田 健太郎  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (20438279)
米満 尚史  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80382331)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード急性腎障害 / 出血性ショック / 外傷
研究実績の概要

<該当年度に実施した研究の成果>本研究はラットの虚血再潅流モデルを用いて脱分化関連遺伝子CITED1がどのように関与しているかを明確にし、新規分子マーカーや新規遺伝子治療となり得るか検討することである。最終的には臨床的応用を目指すものであり、高エネルギー体幹部外傷や出血性ショックに対する緊急手術の術後合併症として急性腎障害の治療に寄与できると考えている。当該年度は基礎研究の計画は遅延している。
一方で臨床的検討として、American Society of Nephrology Kidney Annual Meeting (ASN Kidney Week 2020, WEB), November 2020, Denver,にて研究発表を行なった。また、第48回日本救急医学会総会・学術集会にて研究発表「病院前収縮期血圧と乳酸値は外傷後の急性腎障害(AKI)の予測因子となり得る:前向き検証研究」を行ない、これは最優秀演題賞を受賞した。
さらに、これらの研究成果を英文誌に投稿し、Prehospital blood pressure and lactate are early predictors of acute kidney injury after trauma. (J Surg Res. 265:180-186, 2021)として採択された。
以上のように、臨床的検討は順調に成果を上げているが、全体の計画は遅延している。理由としては新型コロナウイルス感染症拡大による大学病院としての臨床業務の増加や、オンライン授業が中心になったことによる教育業務の増加である。
新型コロナウイルス感染症拡大は収束の見込みが全くないができないが、速やかにこれらの問題を解決し研究計画を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

臨床的検討は順調に成果を上げているが、全体の計画は遅延している。理由としては新型コロナウイルス感染症拡大による大学病院としての臨床業務の増加や、オンライン授業が中心になったことによる教育業務の増加である。
新型コロナウイルス感染症拡大は収束の見込みが全くないができないが、速やかにこれらの問題を解決し研究計画を進める予定である。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症拡大は収束の見込みが全くないができないが、速やかにこれらの問題を解決し研究計画を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

全体の計画が遅延した理由としては新型コロナウイルス感染症拡大による大学病院としての臨床業務の増加や、オンライン授業が中心になったことによる教育業務の増加である。
新型コロナウイルス感染症拡大は収束の見込みが全くないができないが、速やかにこれらの問題を解決し研究計画を進める予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Prehospital systolic blood pressure and lactate are early predictors of acute kidney injury after trauma: a prospective validation study.2020

    • 著者名/発表者名
      Nasu Toru
    • 学会等名
      American Society of Nephrology Kidney Annual Meeting
    • 国際学会
  • [学会発表] 病院前収縮期血圧と乳酸値は外傷後の急性腎障害(AKI)の予測因子となり得る:前向き検証研究2020

    • 著者名/発表者名
      那須亨
    • 学会等名
      第48回日本救急医学会総会・学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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