• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

向精神薬・抗うつ薬の高精度・高感度分析システムの構築および臨床応用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K09314
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関東都大学 (2021-2023)
昭和大学 (2020)

研究代表者

中内 暁博  東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (90245829)

研究分担者 藤城 雅也  昭和大学, 医学部, 講師 (00527161)
熊澤 武志  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00186470)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードベンゾジアゼピン系向精神薬 / 治療薬物モニタリング (TDM) / モノリス型SPE / UPLC-Q-ToF-MS / 精密質量 / 救急救命 / 法医学
研究成果の概要

臨床薬物中毒による不慮の事故、危険ドラッグなどの違法薬毒物乱用による死亡事故等が急増している。その為、臨床における救急救命実務ならびに法医学実務においては、中毒原因物質を簡便・迅速かつ確実に同定することが強く求められている。本研究では、30種類ベンゾジアゼピン系薬剤およびその代謝体、6種類バルビツール酸系薬薬物およびその代謝体、5種類アミノグリコシド系抗菌薬について、モノリス型固相抽出スピンチップUPLC/Q Tof-MSによる薬毒物の高精度・高感度なハイスループット分析システムを構築した。

自由記述の分野

救急医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

UPLC/Q Tof-MS分析法は、標準物質を必要とせず、取得した精密質量データについて統計学的解析を行うことより薬毒物の未変化体や代謝物の情報を割り出し、確実な高精度同定が可能である。新しいモノリス型SPEスピンチップによる簡便・迅速な前処理と標準物質を必要とせず精密質量データを取得可能なUPLC/Q Tof-MS分析法との組み合わせは、これまで指摘されている欠点を改善し、人体試料中薬毒物について簡便・迅速・高精度・高感度な分析法として臨床実務に有用性を示唆された。救命救急実務への応用のみならず、法医学領域、食品衛生、環境などの分析への波及効果も期待できる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi