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2023 年度 研究成果報告書

ドラッグリポジショニングによる中枢神経疾患治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09351
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

諸藤 陽一  長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (40437869)

研究分担者 中川 慎介  福岡大学, 薬学部, 准教授 (10404211)
佐藤 慧  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 研究協力員 (40849486)
松永 裕希  長崎大学, 病院(医学系), 医員 (80772136)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード血液脳関門 / 脳卒中 / Rho kinase阻害薬 / 中枢神経疾患治療薬 / ドラッグリポジショニング / in vitroモデル
研究成果の概要

本研究過程において、①霊長類(サル)の初代培養細胞のみで構成された共培養モデルの特徴、②造影剤による血液脳関門破壊について脳血管内皮細胞内のMAP Kinase pathwaysの関与、③脂質異常症治療薬である pitavastatinが炎症刺激による血液脳関門破壊に拮抗的に働くこと、④Rho kinase阻害薬が血液脳関門保護に働くことについて見出し、報告した。ドラッグリポジショニングにおいては、Rho kinase阻害薬のもつ血液脳関門保護機能が脳虚血においても有効に機能することも突き止めた。今後の脳梗塞治療の現場に導入できる可能性を示した。

自由記述の分野

血液脳関門、脳卒中、脳神経外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳梗塞治療は近年、血栓溶解療法に加え、カテーテルを用いた血栓回収療法が登場し、その治療成績は飛躍的に向上した。しかし、その時間的制約から、血栓回収療法を施行された患者の約半数は満足な回復が得られていない。我々が本研究で見出したRho kinase阻害薬のもつ血液脳関門保護機能および脳虚血に拮抗する作用を考慮すると、今後、血栓回収療法にRho kinase阻害薬動注療法を追加することで、脳梗塞患者の満足がいく回復につながる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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