研究課題/領域番号 |
20K09497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
鈴木 賀代 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (20456388)
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研究分担者 |
金森 昌彦 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (20204547)
安田 剛敏 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (20377302)
渡邉 健太 富山大学, 附属病院, 診療助手 (90865255)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 血中腫瘍循環細胞 / 軟部肉腫 / 肺転移 |
研究成果の概要 |
マウス軟部肉腫の肺転移モデルにおいて、血中腫瘍循環細胞(CTC)は、原発巣が肉眼的腫瘤を形成する2週から存在し、原発巣の増大とともに増加した。さらに、微小転移形成以前から出現するという体内動態を明らかにした。CTCの回収が確立できれば、微小転移の出現予測に有用と考える。一方、CTC数と肺転移数に直接的な関連は認めず、遠隔転移の進行は、CTCの存在のみでは規定されない。CTC回収の際にコロニー形成をする細胞集団を認めた。転移能を規定する因子の1つとして、循環血液中におけるコロニー形成能について解明することが今後の課題の1つである。
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自由記述の分野 |
整形外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟部肉腫の原発巣に対する治療は、広範切除を行うことで成し遂げることができる。しかし、生命予後の改善には、原発巣の確実はな切除に加え、遠隔転移の制御が不可欠である。軟部肉腫の遠隔転移の早期診断として、血中腫瘍循環細胞(CTC)の体内動態の把握および機能解析を進めることは、遠隔転移を制御し、治療成績の向上につながる。
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