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2022 年度 研究成果報告書

低酸素環境での新規分子HYBIDの制御による変形性関節症治療法の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09507
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

井上 裕章  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (60457968)

研究分担者 松田 修  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
中川 周士  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30643382)
新井 祐志  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードHYBID / 低酸素 / ヒアルロン酸
研究成果の概要

HAの分解において新規分子HYBIDが中心的な役割を担い,OAにおいては正常関節と比較してHYBIDの発現が亢進しておりHA分解能力と相関することが明らかにされた.我々はHYBIDの抑制効果の増強が従来のHA治療にブレイクスルーを惹き起こす新たな治療戦略となりうると考え,抑制効果を増強する因子について検討した.
我々はsiHYBID導入によるHYBID発現を抑制した軟骨細胞を用いて低酸素環境がHYBID抑制効果に与える影響について検討した.しかし低酸素環境によるHYBIDへの影響は軽微であったことから,HYBID制御因子として低酸素刺激単独での効果は十分ではなくさらなる検討が必要である.

自由記述の分野

運動器

研究成果の学術的意義や社会的意義

変形性関節症(osteoarthritis; OA)に対する保存療法として高分子ヒアルロン酸 (hyaluronic acid: HA)の関節内注射が広く使用されている.しかし,高分子 HA は関節内で速やかに分解されるため,十分な効力を発揮するには分解を抑制する必要がある.我々はHA分解抑制を増強する因子を開拓することにより,定期的な関節注射がメインである従来のHA治療を大幅に改善することが可能であると考え,HYBIDに注目し主に低酸素環境が与える影響について検討を行った.しかし,低酸素環境がHYBID抑制を増強する効果は軽微であり,低酸素環境以外の因子も含めたさらなる検討が必要である.

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公開日: 2024-01-30  

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