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2022 年度 研究成果報告書

Auditory Neuropathyの人工内耳と両耳聴の成立機序

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09723
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)

研究代表者

加我 君孝  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 名誉臨床研究センター長 又はセンター長 (80082238)

研究分担者 南 修司郎  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 医長 (00399544)
細谷 誠  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30645445)
榎本 千江子  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (70466241)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードauditory neuropathy / 両耳聴 / 人工内耳
研究成果の概要

Auditory neuropathy (AN)症例の両側人工内耳術後の両耳聴が成立するか否かを調べた。対象は先天性難聴群4例、後天性難聴群11例である。両耳分離能検査の3桁の数字によるDichotic Listening Test (DLT)検査では、手術の新しい耳の正答率が共通して低い。方向感検査では、音圧差(IID)検査では両群とも成立するが、時間差(ITD)検査では先天性難聴群では成立せず、後天性難聴群は1例を除く7例で成立した。両耳聴は成立するが、最初の人工内耳手術の耳に関与する大脳半球の反対側の可塑性が高いことが示唆される。

自由記述の分野

耳鼻咽喉科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人工内耳手術は手術の時期を別々にして行うと、最初の手術の耳に関与する聴覚の脳の可塑性が高いことが示唆された。恐らく、術側の耳と交叉する反対側の大脳半球の中枢聴覚系の方が脳の可塑性に関してより高いレベルに獲得されると考えられる。
人工内耳手術は左右の耳の同時手術か、異なる時期にすべきか否かという課題がある。両側同時か、あるいは時期をずらすとしてもその期間は短い方がよいことが示唆されたことは意義が大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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