研究課題/領域番号 |
20K09730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岸本 曜 京都大学, 医学研究科, 助教 (80700517)
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研究分担者 |
大西 弘恵 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50397634)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 声帯 / 喉頭 / 線維化 / マクロファージ / 極性 |
研究成果の概要 |
マクロファージ極性に影響することが報告されているPPARγアゴニストを損傷したラット声帯に投与したところ、炎症性マクロファージの浸潤が抑制されるとともに、マクロファージ極性が炎症性から修復性に調節されることを確認した。さらに、成熟期に組織を評価したところ、線維化が抑制され、組織修復が促進されていることを確認した。これらの結果から炎症性マクロファージやPPARγ活性が線維化疾患の治療標的となる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
頭頸部外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ラットの損傷声帯にPPARγアゴニストを投与することにより、損傷部位へのマクロファージの浸潤や極性がコントロールされ、最終的に声帯の線維化が軽減されることが示された。 本研究の結果は、上気道臓器の線維化予防はもとより、他臓器における線維化疾患にも応用が可能であり、革新的な治療法開発へとつながる可能性がある。
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