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2023 年度 研究成果報告書

高齢者の運動機能低下防止へ向けた基盤研究:“筋内腱”の役割を探求するプロジェクト

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09895
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関東京歯科大学

研究代表者

阿部 伸一  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (40256300)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード筋内腱 / 運動器 / 加齢変化
研究成果の概要

高齢者の運動機能低下防止のため、「骨-腱-骨複合体」の強固な連結を維持することが重要となる。そのために必要な運動器複合体内部の筋内腱をつくる細胞の供給源を調べた。これまでの申請者の研究で、筋芽細胞と腱芽細胞の遊走と形質転換であると考えていたが、その詳細と筋内腱の形態形成の制御機構についてはわかっていなかった。本研究期間で申請者は、筋内腱形態形成のメカニズムを再生という視点から明らかにした。それは、腱芽細胞と筋芽細胞の一部が筋束断端部に遊走し、腱細胞へ分化することにより筋内腱が形成されるというプロセスであった。さらにその形態形成に、Sox9が有用な重要な役割を担う可能性を明らかにした。

自由記述の分野

解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の運動機能低下防止のため、「骨-腱-骨複合体」の強固な連結を維持することが重要となるが、その連結には筋内腱が常に機能することが重要で、本研究成果から得られた関連因子(Sox9)を発現させるための研究へつなげる研究である。高齢者の身体内の関節機能の衰えは「ロコモティブシンドローム」と称され、健康寿命を伸ばすためには避けなければならないことが知られてきている。今後は、運動習慣の改善などで「骨-腱-骨複合体」にSox9が発現し筋内腱が強固な連結に影響を与え続ける、という仮説を立証していくことで、本研究がその社会的意義の基盤研究となることを立証できる。

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公開日: 2025-01-30  

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