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2023 年度 研究成果報告書

低体重出生に関わる苦味受容体を介した歯周病原細菌の影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09925
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

石河 太知  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (10569247)

研究分担者 小笠原 正人  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (00325367)
佐々木 大輔  岩手医科大学, 歯学部, 特任教授 (30453327)
馬場 長  岩手医科大学, 医学部, 教授 (60508240)
小山 理恵  岩手医科大学, 医学部, 特任教授 (20291619)
下山 佑  岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (90453331)
佐々木 実  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (40187133)
三浦 利貴  岩手医科大学, 歯学部, 助教 (00976582)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード歯周病 / 低体重出生 / 歯周病原細菌 / 血管新生因子
研究成果の概要

日本における出生数は激減している一方で低出生体重児の割合は増加しており、その後の発育にも影響が懸念されている。その一因として、歯周病が早産や低体重児出産のリスクを倍増するという報告もあることから、メカニズムの探索を行った。歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisやFusobacterium nucleatum 菌体やその菌体成分であるLPS等を用いて、臍帯血管内皮細胞を刺激し、遺伝子発現の変化やタンパク発現の変化を検討した。その結果、歯周病原細菌は臍帯を構成する血管内皮細胞へ影響を及ぼし、苦味受容体の発現を変化させるとともに血管新生にも関わることが示唆された。

自由記述の分野

口腔微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国の出生数は50年間で半減する一方、低出生体重児の割合は倍増している。さらに低出生体重児は将来の発育にも影響が懸念されることは厚生労働省でも問題視されている。したがって、低出生体重児の割合を減少させることは極めて重要な課題である。加えて歯周病が早産や低体重児出産のリスクを倍増するという報告もあることから、この歯周病と低体重児出産の関係をこれまでにない視点から検討を加えた。本研究結果より、これまでに報告のある炎症性サイトカイン以外に影響を及ぼす因子を示唆できたことにより、今後の予防、治療法に役立つものと思われる。

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公開日: 2025-01-30  

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